はじめに
今回はFlutterFlowでChatGPTアプリを作成します。
FlutterFlowのテンプレートを使用することで非常に簡単にAIチャット機能を実装することが可能です。
それではやっていきましょう。
プロジェクト作成
FlutterFlowダッシュボードからCreate Newボタンをクリックし、プロジェクトを作成しましょう。
ここでは、「ChatGPT Demo」とプロジェクト名を入力し、Blank AppのCreate Blankボタンをクリックします。
プロジェクトの設定をします。
今回はFirebaseの設定は必要ないので、Setup FirebaseはオフにしてStart Buildingボタンをクリックし、プロジェクトをセットアップします。
プロジェクトの準備が完了しました。
ChatGPTテンプレート追加
今回はFlutterFlowであらかじめ用意されているChatGPTのテンプレートを追加しましょう。
ページ追加ボタンをクリックしてください。
モーダルが開いたらタブからFlowsを選択してください。
その中から「Chat GPT (Component)」を探し、Add to Projectボタンでプロジェクトに追加しましょう。
そのままAdd to Projectします。
Flowの名前はデフォルト名の「ChatGPTComponent」とし、Create FlowボタンでFlowを作成します。
1つのページと3つのコンポーネントが作成されました。
「chat_ai_Screen」ページ内に3つのコンポーネントが配置されている構造となっています。
テストモードを立ち上げたときに「chat_ai_Screen」ページを表示させるようにしましょう。
左ナビゲーションバーからApp Detailsを選択し、Initial Page > Entry Page、セレクトボックスからchat_ai_Screenを選択してください。
ここで一度、テストモードを立ち上げてみましょう。
テストモードを立ち上げると下の画像のような画面が表示されます。
色々メッセージが表示されていますが、OpenAIのサイトからAPIキーを取得してくださいというのような内容となっています。
OpenAIのAPI Keyを設定していないので、このAIチャットはまだ機能しません。
AIチャットを機能させるため、OpenAIのAPI Keyを作成し、設定しましょう。
OpenAI API Keyの作成
以下の記事などを参考にし、OpenAIのAPI Keyを作成し、API Keyをコピーしてください。
[超初心者向け] ChatGPT(OpenAI)のAPI key取得手順|TodoONada株式会社
OpenAIのAPI Keyを作成しました。
このAPI Keyをコピーしておき、FlutterFlowに設定しましょう。
OpenAI API Keyの設定
FlutterFlowの画面に戻り、aiChat_Componentに移動しましょう。
aiChat_Component内のメッセージ送信ボタン(iconButton)を選択し、Actions画面を開いてください。
Actions画面から、Backend Callを選択し、Variables > Valueに、先程コピーしたOpenAI API Keyを貼り付けましょう。
OpenAI API Keyを貼り付けました。
これでAI Chatが機能します。
確認してみましょう。
ChatGPTアプリ完成!
再度、テストモードを開いてください。
メッセージ入力フィールドに何かメッセージを入力し、送信ボタンをクリックしてみましょう。
そうすると、AIからメッセージが返り、AIとのチャットができるようになりました🎉
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AIチャットが機能しない場合、以下の点をもう一度確認してみてください。
- OpenAI API Keyは正しいか?
- テストモードでInstant Reloadをクリックし、更新する
- テストモードでSessionが切れている場合、New Sessionボタンをクリックする
さいごに
今回はFlutterFlowでChatGPTアプリを作成しました。
FlutterFlowのChatGPTテンプレートを使用することで、OpenAI API Keyを設定するだけで、AIチャット機能が完成しました。
FlutterFlowには他にも便利なテンプレートが用意されていますので、試してみるのもいかがでしょうか。